ポーカーと言えば、現在主流となっている1番人気の『テキサスホールデムポーカー』!カジノの中でも自分のスキルで勝負できるポーカーに興味があるオンカジプレイヤーの方もたくさんいるんではないでしょうか?
ポーカーの競技人口は世界中に1億人以上いると言われ、日本でもポーカーの世界大会が開催されるほど人気があります。そしてポーカー世界大会では多くの場合、テキサスホールデムが公式ルールになっています。
「プレイヤー同士が対戦するテキサスホールデムのルールとゲームの流れ」「ポーカーのハンド&ハンドランク(図解)」「ポーカーのポジションとは?」「ポーカーのアクションとは?」「ポーカー用語」について分かりやすく解説していきます!
まずは、テキサスホールデムポーカーのルールをゲームの流れに沿って説明します。テキサスホールデムはプレイヤー同士が対戦するポーカーです。
ステップ1.ポーカーの席に座る
まずはポーカーを行うテーブルの席に座ります。参加する人数は6~10人程度です。席に座ったら、ゲーム進行の順番を決めます。
ステップ2. ゲーム進行の順番を決める
ポーカーはテーブルに着いたプレイヤーが時計回りにアクション(動作)を行うルールです。まずは、ゲームの進行役となるディーラーが、各プレイヤーに1枚ずつ表向きにカードを配って、その数の大きさをチェックします。※ディーラーは進行するのみでゲームには参加しません。
1番大きなカードが配られたプレイヤーは、「ディーラーボタン(BTN)」というポジション(位置)になります。プレイヤーの前には、「D」あるいは「DEALER」と書かれた円盤が置かれます。
ステップ3. ディーラーボタンが決まる
ディーラーボタンとは、基本的に最後にアクションをするプレイヤーのポジション(位置)です。つまり、ディーラーボタンの左隣のプレイヤーからアクションを行います。そして1つのゲームが終わると、ディーラーボタンは左隣のプレイヤーに移ります。
ステップ4.カードが配られる
プレイヤーのポジションが決まると、ディーラーから各プレイヤーにカードが2枚ずつ裏向きに配られます。カードが配られるのはディーラーボタンの左隣の「スモールブラインド(SB)」とその左隣の「ビッグブラインド(BB)」、さらに左隣のアンダーザガン(UTG)へという順番になります。
ステップ5. スモールブラインドとビッグブラインドはブラインドチップを置く
プレイヤー全員にカードが配られたら、まずスモールブラインド(Small Blind)とビッグブラインド(Big Blind)のポジションにいるプレイヤーからアクションが始まります。
ポーカーが難しいと感じる理由の1つに、「ブラインド」という仕組みがあります。そこで少しブラインドについて詳しく説明をしますね。
スモールブラインドとビッグブラインドのポジションにいるプレイヤーは、自分の意志とは関係なく強制的にベット(チップを賭けること)をしなければなりません。このベットをブラインドと呼び、その金額はゲームによって異なります。
また、ビッグブラインドはスモールブラインドの2倍をベットし、スモールブラインドはディーラーボタンからアクションが回ってきたら最初のブラインドと同額をベットします。つまり2回目でビッグブラインドと同じ金額をベットすることになります。
ただしスモールブラインドは2回目のベットをせずにゲームを降りることができます。もちろんこの時点で、1回目のブラインドチップは没収されます。
ほかのプレイヤーは勝負したくなければチップを賭けることなくゲームから降りることができます。しかしスモールブラインドとビッグブラインドのプレイヤーは必ずブラインドをベットしなければならないということを覚えておきましょう。
ポジションは1つのゲームが終わると左に1つ移動します。参加するプレイヤーは順番にこのスモールブラインドとビッグブラインドのポジションにつくことも知っておいてください。
ステップ6.プリフロップ(Pre Flop)
スモールブラインドとビッグブラインドのプレイヤーがブラインドをベットしたら、いよいよプレイヤーのアクションが始まります。カードがプレイヤーの手元に2枚ある状態でアクションが始まるベッティングラウンド(チップを賭ける回のこと)を「プリフロップ」と呼びます。
ベッティングラウンドではスモールブラインドとビッグブラインドが強制的にベットをしています。そのため、その左隣のアンダーザガン(ブラインドのすぐ左のポジション)が最初のアクションを行います。そして左隣へと時計回りに順番が移動し、最後にビッグブラインドでアクションが終わると次のベッティングラウンドに移ります。
このプリフロップのラウンドでチップを賭けてゲームに参加するか、あるいは勝負から降りるかをそれぞれのプレイヤーがアクションによって決めていきます。
そして、2人以上のプレイヤーがゲームから降りることなく勝負を続けるならば、次のベッティングラウンドに移ります。もし1人のプレイヤーだけを残してほかのプレイヤーがゲームから降りたら、残ったプレイヤーが賭け金すべてを受け取り、次のゲームへと移ります。
ステップ7.フロップ(Flop)
プリフロップが終わると、テーブルにコミュニティカードと呼ばれるカードが3枚、表向きに置かれます。このベッティングラウンドを、「フロップ」と呼びます。
フロップでは再びスモールブラインドから時計回りに(スモールブラインドがすでにゲームから降りていたら1番近いプレイヤーから)アクションをスタートさせます。
プレイヤーは自分の手札とコミュニティカードの5枚からなるハンド(役)の強さで勝負するかどうかの判断をします。この時点でプレイヤーが2人以上残り勝敗がつかなければ、次のラウンドに移ります。もし1人のプレイヤーのみを残してほかのプレイヤーがゲームを降りたならば、残ったプレイヤーが積み上がったチップを受け取りゲームは終了します。
ステップ8.ターン(Turn)
プリフロップに続いてテーブルに4枚目のカードが開きます。このベッティングラウンドを「ターン」と呼びます。このラウンドで残ったプレイヤーがアクションを行い、プレイヤーが2人以上残れば最後のラウンドに移ります。
ステップ9.リバー(River)
最後のベッティングラウンドは5枚目のコミュニティカードがテーブルで開く「リバー」です。ここでも勝敗がつかなければ、残ったプレイヤーは全員が手札を表向きにしてハンド(役)の強さを比べて勝敗を決めます。
ステップ10. ショーダウン(Show Down)/勝敗が決まる
リバーで勝敗が決まらなければ、勝負に残ったプレイヤーは全員が自分の手札を表向きにして役の強さをチェックします。ここで最も強い役を持っているプレイヤーが勝者となり、すべてのプレイヤーがベットしたポット(積み上がったチップの置き場のこと)の賭け金を受け取ります。
ゲームが終わればディーラーボタンが左隣に移り、次のゲームが始まります。
ポーカーは時計回りにアクションの順番が回るゲームですが、最初にアクションを行うプレイヤーからポジション名がついています。
テーブルに参加する人数によって変わることがありますが、基本的にスモールブラインド、ビッグブラインド、アンダーザガンの位置にいるプレイヤーを「アーリーポジション(EP)」と呼びます。
最初にアクションを決めなければならないアーリーポジションのプレイヤーは、ほかのプレイヤーのアクションを見ることができないので不利とされています。ただし、先手をうってブラフができるという点では有利とも言えます。
アーリーポジションの次の3席(参加人数が少ない場合は2席)は「ミドルポジション(MP)」と呼びます。中盤でアクションを行うプレイヤーになります。
後半にアクションを行えるポジションが「レイトポジション(LP)」です。前のプレイヤーのアクションを見ることができるので有利とされます。レイトポジションの最後がディーラーボタンです。
ベッティングラウンドでプレイヤーが行う7つのアクション(選択)について説明しましょう。
ゲームから降りるアクションです。ベットしたチップは没収されます。手札は裏向きのままディーラーに返します。戦略的な目的で手札を見せても構いませんが、この場合はすべてのプレイヤーに対して見せることが必要です。
自分のハンドが勝負するほど強くないと判断したならフォールドして、そのゲームの勝敗のゆくえを見守りましょう。
チップを賭けることなくパスして次のプレイヤーに順番を回すことです。とりあえず様子を見ようという時にはチェックしましょう。
ただしそのラウンドで誰かがチップをあらたに賭けたら、チェックしてパスすることはできません。この場合には同額を賭けるかさらにチップを増やすか、あるいはフォールドを選択します。
前のプレイヤーまでのベットに対して、同額のベットをするアクションです。
たとえば自分は1ドルをベットしているとします。その後のプレイヤーがレイズ(賭けるチップを増やすこと)を行い、その金額が5ドルになって自分に順番が回ってきたら、差額の4ドルを賭けることでコールします。とりあえず勝負は続けようと判断したならば、コールしてゲームを続行しましょう。
ただしベッティングラウンドで誰かがレイズによって賭け金を増やしたならば、最後にレイズしたプレイヤーがコールするかフォールドするまでアクションは順番に回り続けます。場合によっては賭け金がどんどん増えることもあるので注意しましょう。
チップを賭けることです。最低金額はビッグブラインドの金額となります。たとえばスモールブラインドが1ドルをベットし、次のビッグブラインドが2ドルをベットした場合、その次のプレイヤーがベットするのは2ドルということです。
ベット金額を増やすアクションです。強いハンドだと思ったら勝負をかけて、レイズして賭け金を増やしましょう。ただし直前のプレイヤーまでベットした金額の倍以上をベットするのがレイズのルールです。
たとえばベット金額2ドルに対して上乗せをする場合、2ドル以上をレイズして4ドル以上をベットします。レイズできる金額には上限があるリミットゲームと、上限を定めないノーリミットゲームの2種類があります。ノーリミットゲームの場合、プレイヤーはレイズにより保有するチップ全額までベットできます。
各ベッティングラウンドにおいて、レイズをしたプレイヤーのあとのプレイヤーは順番にアクションを行い、最後にレイズしたプレイヤーがコールするかフォールドするまでアクションは終わりません。
レイズに対してさらに上乗せするアクションです。この場合、直前のプレイヤーがレイズで上乗せした金額以上をレイズする必要があります。
たとえば直前のプレイヤーが2ドルのベット金額に対して3ドル上乗せし5ドルでレイズしたならば、その3ドル以上をさらに上乗せする必要があります。
プレイヤーが保有するチップすべてをベットすることです。コールする際に必要な金額のチップを持っていない場合には、「ショートオールイン」をすると言い、持っているチップすべてをベットしてコールします。
ショートオールインの場合には、そのゲームに勝利してもポット(すべてのプレイヤーがベットしたチップの置き場)のチップすべてを受け取ることはできません。残りはショートオールインしたプレイヤーの次に強い役を持っていたプレイヤーに与えられます。
オールインをしたら手札はオープンにしなければなりません。絶対的な勝利を確信した時にはオールインして勝負しましょう。
基本的なアクションは説明しましたが、そのほかの知っておきたいポーカー用語をご紹介します。
決して強くないハンドを持っているにもかかわらず、強いハンドを持っているかのようなアクションをすることです。実はポーカーでは重要なアクションになります。
たとえばフロップで3・4・5と出れば、ストレートが完成している可能性があります。そこで実際にはストレートが出来ていないにもかかわらず大きくレイズすることを、「ブラフ」と呼びます。ほかのプレイヤーが警戒しゲームを降りれば、賭け金すべてを手に入れることができます。ただし、ほかのプレイヤーが勝負に乗ってくると返り討ちにあう危険性があるので注意しましょう。
プリフロップでは最後にビジネスブラインドのアクションで次のラウンドに進みます。しかしフロップ・ターン・リバーの各ベッティングラウンドでは、最初にレイズをした人が最後にコールかフォールドのアクションを起こすことで次のラウンドに移ります。
この最初にレイズしたプレイヤーのことを、オリジナルレイザーと呼びます。
ポーカーには同じようなアクションなのに呼び名が違うというものがあります。リンプとは、ビッグブラインドのブラインドベットに対してアンダーザガン以降のプレイヤーがコールすることです。リンプインとも呼びます。
なぜ単なるコールをプリフロップではリンプと呼ぶのかというと、これは消極的なアクションであるという意味合いが強いからです。
初心者がポーカーを実践する時に心得ておくことは、常に勝負しようとしないこと。勝てると判断した時はできる限りポットのチップを増やすように戦略を立てることです。また、時にはブラフを効果的に活用することも大切です。
常に勝負しないというのは、投資と似ていますね。「損失を少なく利益を最大に」という点も投資活動に似ています。
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