それが「ハウスエッジ」です。
「ハウスエッジとは?」「ハウスエッジを利用した勝ちやすいゲームの選び方」を詳しくご紹介します!賢く選んで勝率を上げていこう!
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ハウスエッジとは
ハウスエッジとは「控除率」とも呼ばれるもので、胴元の取り分を意味します。オンラインカジノで言えば、カジノ側の収益源というわけです。
ハウスエッジは低ければ低いほどカジノ側の取り分が少なく、プレイヤーに還元していることになります。つまりプレイヤーが手にする勝利金が多いと言えます。
たとえばルーレットの場合、「赤か黒」のどちらにボールが落ちるのかに賭けるとします。赤か黒かどちらにボールが落ちるのか、その確率は同じ半々です。ところが、赤でも黒でもない「緑(0あるいは00)」にボールが落ちるとベットしたチップは没収されます。
確率が半々で当たりの配当が2倍であれば、ゲームによって得られる「期待値」は1/2×2=1となります。つまり1ドルをベットすれば、1ドル戻ることが期待できるということです。
赤黒に賭けた場合の期待値は緑が0ひとつの場合、以下のようになります。
18/37×2=0.97
つまり1ドル賭けて得られるチップの期待値は0.97ドルとなり0.03ドルの損失が出ます。この損失の割合は、0.03×100=3(%)となり、これがハウスエッジというわけです。
各ギャンブルのハウスエッジ
日本で違法性がなく楽しめる公営ギャンブルそれぞれのハウスエッジをご紹介します。
公営ギャンブル
公営ギャンブルには「宝くじ」「公営競技」「サッカーくじ」があります。それぞれのハウスエッジは次のようになっています。
- 宝くじ 54.3%
- 公営競技(競馬・競艇・競輪・オートレース) 41.5% ※所得税と住民税も含む
- サッカーくじ 50.4%
その他のギャンブル
- パチンコ・パチスロ 10~20% ※店舗により異なる
- ランドカジノ 1~5% ※ゲームにより異なる
オンラインカジノ
- オンラインカジノ 0.28%~ ※ゲームにより異なる
オンラインカジノはゲームによってハウスエッジが異なります。以下にゲームごとのハウスエッジを紹介していますが、ひとつ言えるのは、公営ギャンブルのように40%を超えるような高い数値ではないということです。
もっともハウスエッジが低いブラックジャックの場合には、わずか0.28%となっています。スロットの場合は機種にもよりますが、もっとも高いハウスエッジでも15%です。
このようにオンラインカジノのハウスエッジは、ゲームを楽しむプレイヤーには有利になっていることがわかります。
オンラインカジノゲームのハウスエッジ
それでは具体的に、オンラインカジノのゲームごとのハウスエッジをご紹介します。
ルーレット
- ルーレット(シングルゼロ) 5.26%
- ルーレット(ダブルゼロ) 2.70%
バカラ
- バカラ(バンカー) 1.06%
- バカラ(プレイヤー) 1.24%
- バカラ(タイ:引き分け) 14.36%
ブラックジャック
- ブラックジャック 0.28%
スロット
スロットゲームは機種ごとにより異なります。- スロット 2~15%
ポーカー(ゲームの種類ごと)
- ビデオポーカー 0.46%
- テキサスホールデム 2.19%
- カリビアンスタッドポーカー 5.22%
テーブルゲームとライブカジノのどちらを選ぶ?
オンラインカジノには「テーブルゲーム」と「ライブカジノ」の2種類があります。たとえばルーレットやバカラ、ブラックジャックなどは、その両方でプレイできます。
テーブルゲームとライブカジノの違いはいろいろあります。たとえば最少ベット金額はテーブルゲームの方が低めであることも違いのひとつです。
ハウスエッジに関しては、テーブルゲームもライブカジノもほぼ変わらないと考えられます。というよりも、テーブルゲームは実際のカジノゲームと同じハウスエッジになるように設計されているからです。
ただし、同じハウスエッジであってもプレイヤーにとっては決定的に異なる部分があります。
たとえばバカラやブラックジャックの場合、「シュー」と呼ばれるボックスにあらかじめ何組かのカードが収納され、そこからカードが引かれます。ライブカジノはそれをしっかりと再現しています。
ではテーブルゲームはどうかというと、そこまでの再現性はありません。実際にプログラムされているかもしれませんが、グラフィック上の演出がないのです。つまり、単純にそれぞれのカードを確率をもとにして出している可能性があると考えられます。
その場合、ブラックジャックの必勝法でもある「カウンティング」といった戦略が使えない点に注意が必要です。カウンティングはシューに残ったカードが何かを推測することで有効な必勝法だからです。
同じハウスエッジであっても、テーブルゲームとライブカジノでは戦略も変わること、自分が得意とする戦略ならどちらが有利なのかを考えることも必要でしょう。
ハウスエッジを利用したプレイの方法
ハウスエッジは長くプレイすると収束していく損失の割合です。10,000円の資金があれば、長くプレイを続けることでハウスエッジの分だけ少なくなります。
これは同じ「同じゲームを続けたら」という条件があります。つまりプレイするゲームを変えると、この収束はリセットされると考えてよいでしょう。
たとえばルーレットをプレイして10,000円の資金が10,500円になったとします。このまま続けるとやがてはハウスエッジの分だけ少ない金額に収束していきます。
そこで一旦ルーレットを止めて、次はバクラをプレイするとします。すると今度は10,500円に対してバカラのハウスエッジがかかるようになります。長くプレイするとそのハウスエッジの分だけ資金が減りますが、途中で利益となる場合があります。ここで一旦バカラを止めれば、利益確定となるわけです。
このようにハウスエッジ分の損失に向かって収束するなかで、一時的に利益が出たらそこで一旦ゲームを終了させるのが勝つためのおすすめの方法です。
ハウスエッジ以外に「ボラティリティ」にも注意を
ハウスエッジを利用したプレイの方法のなかで、「資金が増減しながら」次第にハウスエッジの分だけ少ない資金量に収束することを説明しました。その「資金の増減幅」というものも注意しなければなりません。
実はカジノゲームによっては、その資金の増減幅が大きなものと小さなものとがあります。その違いはなにかというと、「資金がゼロになるリスク」の高さです。この資金の増減幅の大きさを「ボラティリティ」と呼びます。投資の世界ではよくチェックされる要素です。
たとえばルーレットの場合、「赤黒」にベットするのと「一点賭け(どれかひとつの数字に賭ける)」をするのとではボラティリティが大きく違います。赤と黒が出る確率はそれぞれ37(00があれば38)分の18です。一方で一点賭けで当たる確率は37(あるいは38)分の1となります。10回に1回ほどの割合で当たることも、100回以上ルーレットが回っても当たらないこともあります。
つまり、赤黒よりも一点賭けのほうが損失が大きくなる可能性が高く、その一方で大きな利益を出す可能性もあることがわかります。