Gaming Curacaoライセンス停止の背景とオンラインカジノへの影響

Hanbe Ohta - オンカジナビ
Gaming Curacao lisence
Gaming Curacaoライセンス停止の背景とオンラインカジノへの影響

キュラソーでは、オンラインカジノの正式なライセンスであるキュラソーライセンス(GAMING CURACAO)を含め、4つの「マスターライセンス保有者」(Master License Holders)が個別にサブライセンス(サブライセンシング)を発行していました。

これまで供給されていたライセンスの下で発行したすべての有効なサブライセンスは無効となっています。

キュラソーライセンスの概要

キュラソー政府からは4社のゲーミングライセンスが発行されていました。

  • Gaming Curacao(GC)→2024年8月18日で事業終了
  • Antillephone License(Antillephone N.V.)→2024年11月1日で事業終了
  • Curaçao eGaming (Curaçao Egaming License)→2024年10月1日で事業終了
  • Curacao Interactive Licensing(CIL)→2024年12月末で事業終了

キュラソー国内での近年の法改正および組織再編により、上記のキュラソーのライセンスは事業を停止しています。

Gaming Curacao営業停止の背景

Gaming Curacao(ゲーミング・キュラソー)が発行するライセンス(NV365/JAZ)は1998年以来数多くのオンラインカジノに提供されてきました。

2014年に他のライセンスに先駆けていち早く仮想通貨を承認したこと、また、入手金規制が比較的緩いことから、数多くのオンラインカジノで採用されていました。

今回のGaming Curacaoの営業停止の理由は、キュラソー政府が財務大臣が管轄するCuracao Gaming Control Board (GCB)から直接ライセンスを提供できるように管轄区域を再編したことにあります。

これは、先に挙げた4社の体制で2000年代初頭から長く続いていたが、監督が緩く、透明性に欠けるとの批判があり、「マネーロンダリング対策(AML)」や「消費者保護」「違法賭博防止」において、Curaçaoの規制が甘いとの指摘が強まったためです。

Curaçaoはオランダ王国の構成国であり、コロナ禍以降、オランダ政府は財政支援と引き換えにカジノライセンス制度の改革を要求し、従来の4つの民間マスターライセンス制を廃止し、政府主導の新ライセンス制度への移行が進められました。

Gaming Curacaoの違法な行為や不正などが理由で閉鎖されるわけではありません。

キュラソーの規制機関GCBとは何か?

Curacao gaming control board

GCB(Curacao Gaming Control Board)とは、キュラソー島の全てのギャンブル関連の活動(オンラインカジノやランドベースのカジノを含む)を監督・規制するための政府機関です。キュラソー政府の下で、業界の透明性、公正性、および安全性を確保することを目的としています。

従来キュラソー島では、国家条例に基づきライセンスはキュラソー島知事が発行してきました。2019年にライセンスの発行権限が財務大臣に移換され、その監督機関としてGCBが2020年にキュラソーのゲーミング業界全体の監督と規制の責任を担う正式な監督機関として位置づけられました。

2024年の管轄区域再編で、ライセンス発行の役割が拡大されより直接的な関与をすることとなりました。

キュラソー政府ではオンライン ゲーム監督体制の段階的な改革を継続しており、管轄区域再編もその一環と考えられます。

オンラインカジノの対応と今後の選択肢

これまでGaming Curacaoのライセンスを採用していたオンラインカジノでは、GCBが発行するライセンスへの切り替え、もしくは、比較的取得がしやすいアンジュアン・ゲーミング・ライセンス(Anjouan iGaming License)やトビーク・ゲーミング・コミッション(Tobique Gaming Commission)への切り替えなどが進行中です。

切り替えが完了もしくは、申請中の主なオンラインカジノは以下のとおりです。

  • カジノレオ→GCBライセンスへ切り替え
  • ミキカジノ→GCBライセンスへ切り替え
  • コニベット→アンジュアンライセンスへ切り替え
  • 7スピンカジノ→アンジュアンライセンスへ切り替え
  • ライブカジノハウス→Curacao eGamingへ切り替え
  • クイーンカジノ→トビークライセンスへ切り替え

アンジュアンライセンスの概要と特長

アンジュアンライセンス

今回のゲーミングキュラソー営業停止によりアンジュアンライセンス(Anjouan iGaming License)への切り替えを実施するオンライカジノも見られます。

アンジュアンライセンス(Anjouan iGaming License)は、インド洋のアフリカ東海岸のインド洋に浮かぶコモロ連合に所属するアンジュアン島政府により1999年から発行されているオンラインゲームライセンスです。

申請に対する承認までのプロセスがスピーディであること、取得や維持にかかるコストも低く、ライセンス取得のハードルが低いため、採用するオンラインカジノが徐々に増加しています。

アンジュアンライセンスは、ほかの主要な規制機関(例: マルタゲーミングオーソリティ(MGA)など)と比べて規制基準が低いため、厳格とは言えません。また、日本では知名度が低いライセンスですが、規制の枠内で合法的に運営されています。

トビーク・ゲーミング・コミッション

トビーク・ゲーミング・コミッション

トビーク・ゲーミング・コミッション(Tobique Gaming Commission)は、カナダのニューブランズウィック州にあるトビーク先住民が設立した機関です。

トビークが特定の先住民地域におけるギャンブル活動に特化し、規制・管理する独立機関なため、ほかの国際的な規制機関(例: マルタゲーミングオーソリティ(MGA)など)と比較してもかなり緩いため、厳格さを求めるプレイヤーには適さないとも言えます。

トビークライセンスはは、カジノやビンゴホールなどのギャンブル施設を監督し、運営者にライセンスを発行、法的遵守とゲームの公正さ、安全性を確保しています。

まとめ:オンラインカジノライセンスへの考え方

Gaming Curacaoの営業停止は違法性や不正行為によるものではありません。

オンラインカジノにおけるゲーミングライセンスは、安全性や信頼性を証明する重要なポイントです。

安全なオンラインカジノを選び、またプレイヤー自身でもしっかりと確認をしていくことが大切です。

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