ポーカーの役には「フラッシュ」とつく役が全部で3つありますが、5番目に強い役「フラッシュ」について説明をしていきます。
同じフラッシュでの勝敗の決まり方や、フラッシュの出現確率などについてもわかりやすく解説しています。
ポーカーの「フラッシュ」とは、5枚のカードがすべて同じスーツ（絵柄）の役です。
同じスーツであれば数字が続いていなくてもフラッシュは成立となります。
ロイヤルフラッシュからハイカードまである10の役で、「フラッシュ」は5番目に強い役となります。
また、通常のフラッシュのほかに、1番目に強いロイヤルフラッシュ（ A K Q J 10の5枚）、2番目に強いストレートフラッシュ（ 5枚が連番になっている）があります。
【ポーカーの役】※強さ順に並んでいます。
ポーカーの役の詳しい情報は「ポーカーの役 | 強さ順に解説【一覧】」を参考にしてください。
5枚のカードが同じスートで、連続している数字の場合 → ストレートフラッシュ
5枚のカードが同じスートで、数字は連続していない場合 → フラッシュ
同じスーツのフラッシュであれば、もっとも高いランクのあるフラッシュが勝ちとなります。
まず、フラッシュを構成する5枚のカードの中で一番ランクの高い数字を比較します。
強い A-K-Q-J-10-9-8-7-6-5-4-3-2 弱い
同じハートで「キング」と「クイーン」のあるフラッシュ同士の場合・・・
① K Q 10 7 5 → ①のフラッシュの中ではKが一番ランクが高い
② A Q 10 7 5 → ②のフラッシュの中ではAが一番ランクが高い
AとKではAのほうがランクが強いため② の勝ちとなります。
もし、1番強いランクが同じ場合には、2番目の数字で比較します。2番目も同じ場合には、3番めの数字を比較します。
2番目まで同じランクのフラッシュ同士の場合・・・
① K 10 ９ 6 5 → ①の3番目は9
② K 10 7 5 4 → ②の3番目は7
K→10まで同じなので、3番めの「9」と「7」を比較するので、②の勝ちとなります。
異なるスート同士のフラッシュで数字の組み合わせがまったく同じなら、スートの強さを比較します。
スートの強さは、一般的には次の順番になります。
強い スペード →ハート → ダイヤ→ クラブ 弱い
ただし、テキサスホールデムの場合プレイヤーの2枚のハンドと、5枚のコミュニティカードのうち3枚でフラッシュは完成するので、異なるスートでフラッシュが完成することはありません。
実は、フラッシュの中にも役名があり、細かく名称がつけられます。
役名は５枚の中で一番ランクの高い数字のみ、もしくはスートも合わせて呼びます。
「◯◯ハイ・ｘｘフラッシュ」→〇〇には数字・ｘｘにはスート が入ります。
例えば、たとえば、ハートのK-Q-10-5-2で構成されるフラッシュは「キング（K）ハイのハートフラッシュ」と呼びます。
さらに、詳細に呼ぶ場合は、5枚を高いランクから順番に読み上げて「KQT52のハートフラッシュ」となります。
フラッシュになる確率を計算してみましょう。
まず、52枚のカードから出来る5枚のカードの組み合わせを、次のように計算しておきます。
52×51×50×49×48÷(5×4×3×2×1)＝2598960通り
つぎに、フラッシュすべての組み合わせは次のように計算します。
13×12×11×10×9÷(5×4×3×2×1)×4＝5148通り
ロイヤルフラッシュとストレートフラッシュの40通りを除いて、5108通りあります。
5108÷2598960×100＝0.197となり、確率はおよそ500分の1
1日に100ハンドをプレイする人であれば、5日に1回は出来る計算です。
フラッシュは平均すると500分の1ほどの確率で出現する役です。
1日に平均して100ハンドほどをプレイする人であれば、だいたい5日に1回の割合で完成させることが可能なので、初心者でも作りやすい役と言えます。
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