マカオのサンズ・チャイナがロンドンナー・グランドホテルを全面リニューアル

サンズ・チャイナは日本のゴールデンウィークにあたる2025年5月初旬に、大規模なリニューアルをすすめていたロンドンナー・グランドホテルの営業を再開しました。
ロンドンナー・グランドはマカオのコタイ地区に位置する統合型リゾート「ザ・ロンドナー・マカオ」の中心となるリゾートホテルであり、約12億USドル(約1,800億円)を投じた大規模なプロジェクトとして注目されています。
ホテルはさらにラグジュアリーに進化
これまではシェラトン・グランド・マカオとして知られていたロンドンナー・グランドは、マリオット・インターナショナルの「ラグジュアリー・コレクション」ブランドとして、マカオでは初の展開となります。
設計は、受賞歴のあるピーター・シリング&アソシエイツが手掛け、ロンドンの高級住宅街メイフェアを彷彿とさせるジョージアン様式の建築が特徴です。
施設内にはロンドンの「ビッグ・ベン」を再現した時計塔や、ロンドンの「ピカデリー・サーカス」にある「シャフツベリー記念噴水」の実物大レプリカも設置され、古き良き英国のイメージを再現しています。
また、客室数は改装前の3,968室から2,405室へと減少しましたが、スイートルームの数は360室から1,500室へと大幅に増加。よりプライベート感を重視し、さらに専用のテラスやプライベートプールがなどが供えられたラグジュアリーな特別室も用意されました。
さらに、バッキンガム宮殿の衛兵交代式を再現したパフォーマンスの開催も予定されています。
カジノエリアの刷新
カジノエリアも大幅にリニューアルされ、これまでの「パシフィカ・カジノ」は「ロンドンナー・グランド・カジノ」として営業を再開します。
新しいカジノでは、全てのライブディーラーのバカラテーブルにはスマートテーブル技術が導入されるなど、より多くのゲストが快適にカジノゲームを楽しめる環境が整えられています。
地域社会への貢献と今後の展望
今回のリニューアルオープンの機会に、マカオ政府観光局(MGTO)のマリア・エレナ・デ・セナ・フェルナンデス局長は、5日間のメーデー連休中の総訪問者数は70万人に達する可能性があり、昨年比15.7%増を想定しています。
また、サンズ・チャイナは、マカオの観光・レジャー産業の発展に貢献するため、今後10年間に及ぶさらなる投資を計画しています。この投資には、地域社会への支援や文化・芸術の振興も含まれており、マカオを世界的な観光都市としてさらに発展させることを目指しています。
ロンドンナー・グランドの改装は、単なる施設の更新にとどまらず、マカオ全体やマカオカジノの魅力を高める重要なプロジェクトとして位置付けられています。
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