米バージニア州、オンラインカジノ合法化へ前進 — 経済効果と規制強化の両立を目指す

Hanbe Ohta
バージニア州 オンラインカジノ
米バージニア州、オンラインカジノ合法化へ前進 — 経済効果と規制強化の両立を目指す

アメリカ・バージニア州で、オンラインカジノ(iGaming)の合法化が、下院法案161号と上院法案118号の主要部分が承認されました。
これはiGamingの規制、消費者保護、違法ギャンブルの抑制を目的とし、さらにバージニア州に大きな経済効果をもたらすと期待されている法案です。

法案の成立は、単なる娯楽の解禁に留まらず、120億ドル規模とも言われる未規制市場を健全化し州経済に大きなプラス効果をもたらすとして期待されています。

バージニア州におけるカジノ合法化の歩み

バージニア州のカジノ合法化は、議会だけではなく、利害関係者さらには住民をも巻き込んだ賛否両論の議論を繰り返しつつ着実に進展してきました。

年代カジノ合法化の動き
2020年州法の改正により5都市(ブリストル、ダンビル、ポーツマス、ノーフォーク、リッチモンド)においてカジノ設置の住民投票が認められる
2023年州内初の本格的カジノ「リバーズ・カジノ・ポーツマス」がオープン
2024年ピーターズバーグ市においてカジノ地区「Live! Gaming and Entertainment District」の設置を住民投票で承認
2026年オンラインカジノを合法化するための下院法案161号と上院法案118号が提出される
2026年2月初旬両法案ともに議会を通過

今回二つの法案は、先行したランドカジノの成功を受けて上程されました。
下院法案161号は、ギャンブル小委員会にて5対4という僅差で承認された後、一般法委員会においても賛成多数で可決されました 。
マーカス・サイモン下院議員は、「違法事業者に打ち勝つ最善の方法は、合法的で規制された代替手段を提供することだ」と、その意義を強調しています 。

上院法案118号もまた、プレイヤー保護を目的とした「責任あるゲーミング」条項を強化する修正を加えたことで委員会を通過 。現在は財政委員会の審査が継続しています。

両法案が揃って成立すれば、数年以内にバージニア州で合法的なiGaming市場が正式にスタートします 。

オンラインカジノ合法化がもたらす経済効果

バージニア州のオンラインカジノ合法化は、現在は規制が及んでいない推定120億ドル規模に及ぶ既存の市場を正規化し、多大な経済的利益をもたらすと期待されています 。

具体的には、最大15のプラットフォームが誕生し、各運営者の総ゲーム収益に対して15%の税率が課されます 。
さらに、運営者1社あたり50万ドルのライセンス料と200万ドルのプラットフォーム料が州に支払われます 。

また、法案では州内への「ライブディーラースタジオ」設置を義務付けており、これにより数百人規模の高品質な地元雇用が創出される見通しです 。
これらの措置により、違法ギャンブルからの住民の保護と安定した税収確保、さらには地域経済の活性化への進展が期待されています。

規制と経済効果が両立した新たなオンラインカジノ市場の誕生

バージニア州では合法化への期待が高まる一方で、残された課題への対応も検討されています。
ランドカジノ「Live! Casino Virginia」などの運営者は、オンラインへの流出が店舗の雇用や収益を損なうことを懸念を強く示しています。

また、依存症リスクの増大を危惧する声も根強く、慎重な合意形成が不可欠となっています。
これらの課題を慎重に乗り越え成立を目指すバージニア州のiGaming合法化は、違法ギャンブルからの消費者を保護するための規制と新たな経済効果の両立を目指した、iGaming市場の未来を占う新たな試みと言えるのではないでしょうか。

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