マカオ特別行政区の2025年の観光動向は、新型コロナ前を上回る歴史的な回復を遂げました。治安警察局が発表した暫定データによれば、年間の訪問者数は史上最多となる4,006万人に達しました。
マカオの観光産業は新型コロナのパンデミック以前の記録を上回り、歴史的な好業績を記録したことが明らかになりました。2025年の観光客数は、過去最高であった2019年の3,940万人を約65万人上回り、前年比では114.7%の大幅増、観光需要の力強い回復が証明されました。
また、観光客の増加に伴い基幹産業であるカジノの成績も好調に推移し、経済の堅調な回復を裏付けています。
観光需要が力強く回復
観光客増加に伴い、マカオの越境移動(国境通過)数も歴史的高水準となりました。
警察当局の発表では、2025年の入出境回数は延べ2億3,500万回に達し、前年に対して9.8%増、マカオ史上最多の越境移動数を記録しています。
内訳を見ると、
- マカオ居住者:36.4%
- 非居住就労者:26.1%
- 観光客:33.9%
となっており、観光目的の移動が全体の約3分の1を占めているのがわかります。
越境移動の手段としては、陸路・海路が好調な一方で、2025年のマカオ国際空港の利用者数は約752万人で、前年比1.6%減。世界経済の不透明感や地政学的要因が、特に上半期の需要に影響したと分析されています。
一方で、2025年末までにマカオ空港への乗り入れ航空会社は29社に拡大し、中国本土、台湾、東南アジア、日本、韓国などの47ヶ所の目的地へ就航しています。
また、済南、セブ、ハイフォン、ホーチミン、ウラジオストクへの乗り継ぎ便が、新規または再開、2026年の航空需要の拡大への明るい材料となっています。
カジノ産業も好調
観光回復とともに、マカオのカジノ収益も大きく伸びました。
2025年の総ゲーミング収益(GGR)は 247.40 億パタカ(約309億ドル)となり、前年比約9.1%の増加となっています。


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